みんなで学ぼう防災コーナー
【第6回】地域の防災 〔防災について考えよう学団会〕(総合的な学習の時間)
いつ、どこで発生するか分からない災害に対して、児童の登下校中や、休日など家庭や地域など生活の場で災害が発生したとき、自分の命は自分で守ることができるような判断力や行動力を身に付けさせることが必要だと考え、6年生が学団ごとに防災マップをつくりました。
防災マップをつくるに当たり、9月に、今治市防災危機管理課の方や近見地域の防災士の方の協力を得て、学団ごとに実際に町に出て、地域の土地の様子や避難場所について教えていただきながら地域調査を行いました。この調査を基に、地域の安全な場所や危険な場所、過去に災害が発生した場所、一時避難場所、避難経路などを、6年生が学団の地図に書き入れてマップをつくりました。
11月8日には、「防災教育研究会」を実施しました。今治市防災危機管理課の方や近見地域の防災士の方などを再度お招きして、6年生が作成した防災マップを発表し、災害時避難する際の避難場所や避難経路に問題がないかについて、児童を含めた参加者と意見交流を行いました。その後、今治市防災危機管理課の方や近見地域の防災士の方からいただいたアドバイスを基に、さらに安全な避難場所や経路について確認しました。6年生が完成させた防災マップを使い、これまで学習してきたことを、20日の「防災について考えよう学団会」で、分かりやすく下級生にも紹介しました。
(防災教育研究会の様子)
(「防災について考えよう学団会」の様子)
〇 6年生が考えた、各学団の防災スローガン
【石井(緑)コース】 「ゆれ感じたら 落ち着いて 球場へ おさまったら すぐ 近小へ Go!」
【石井(青)コース】 「水路があふれ 道かくす 大きい道で 県病院 ゆれおさまれば 近小へ」
【石井(赤)コース】 「北宝来 土砂くずれさけ 海側通れ!! 危険少」
【大浜・砂場・近見コース】 「迷わず 目指せ 坂本の坂 てっぺんまでは 走りきれ 近見のみんなは 近小へ」
【近見4コース】 「近小 目指せ! 歩道橋 くずれるおそれ 坂上がれ!」
【近見(緑)コース】 「災害時 一度 北宝来へ出て 近中へ」
【大新田(ピンク)コース】 「災害時 おさまり次第 グラウンド 次は ひなん所 近小へ」
【湊・大新田・ダイソーコース】「地震の時は公民館 土砂災害は県病院 おさまったら 近小へ」
※ このスローガンは、6年生が行った地域調査や、市の危機管理課の方、地域の防災士の方からの情報を基に考えています。このスローガンが、安全を保障するものではありません。防災意識を高める一環として作成しています。実際には、周囲の状況に応じて行動することが大切です。
※ 近見地域では、各自治会で一次避難場所を決めています。お住まいの地域の避難場所をご確認ください。
〇 メモ
避難場所と避難所はそれぞれ異なります。
今治市ホームページでは次のように紹介されています。
避難場所 … 災害が発生するおそれがある時や災害発生時に、緊急的に避難し、
身の安全を確保する場所。
避難所 … 災害発生時に、被災者が一定期間滞在することができる施設等。
(例:学校の校舎・体育館等)
※ 開設については、今治市ホームページ、広報車等で知らせることになっています。
〔保護者のみなさまへ〕
本ページでは、本校が取り組んでいる防災教育について、紹介しています。この機会に、ご家庭でも防災に関して、自分たちにできることについて話し合っていただき、災害への備えをしていただければと思います。
今治市の防災に関する情報については、
今治市防災危機管理課ホームページをご覧ください。(本サイトからはなれます。)
http://www.city.imabari.ehime.jp/bousai/
〇 防災キーワード
「地域のよいところ」
「地域の安全な所・危険な所」(自助・共助)